保護者の方へ(治癒証明書など)

OKAYAMAディスカバリークラブ

「面白いもの」や「楽しいもの」を探究する、それがOKAYAMAディスカバリークラブです。文学や歴史はもちろん、アニメや漫画、鉄道等、アプローチの仕方は無限大。長期休みには、美術館や博物館探訪等の校外活動のチャンスもあります!「楽しく・ゆったり・自分らしく」がモットーのODCで、充実した3年間を過ごしてみませんか?

顧問
田中陽子/三宅圭子/徳永史恵/髙原恭一
部員数
1年生 2名 /2年生 1名 /3年生 7名 合計10名
活動場所
4階国語科準備室、本校第2棟部室
戦歴
2024年度 奉還町商店街活性化イベント『アキナイト』
   (10月12日)に出展&坪田譲治に関するラジオ番組制作

    インターネットラジオ「ゆめのたね」にて、
    ラジオ番組『深掘り!坪田譲治』オンエア(11月3日・10日・17日・24日)
 
    UP花巻主催 「人工衛星プロジェクト 短歌ミッション」選出(最優秀賞)

2025-12-17 (Wed)

『べらぼう~』こぼれ話 Part2 後編➁

こんにちは!ODCです。

鍬形蕙斎さんの面白話も、いよいよラストです。

ということで、ここでクイズ!

鍬形さんは津山松平家の御用絵師になったが、江戸っ子のプライドを保ち、
津山には1度も足を踏み入れなかった。〇か×か?

正解は…

「 × 」でした!

鍬形さんが津山を訪れたのは、1810年。47歳の時でした。
彼はこの地で、1年弱過ごしたと言われています。



出典:https://www.e-tsuyama.com/kankou/check/kyodo/f3.html

これは、滞在時に描かれた「津山景観屛風」。
後に、津山市の指定重要文化財にもなった逸品です(^◇^)

緑あふれる、美しい自然が見事に切り取られていますね。

鍬形さんは1824年に、61歳で世を去りました。2代目と3代目も初代と同様、
津山藩専属の絵師として活躍したと言われています。

ちなみに、2代目の鍬形赤子(せきし)さんは、津山藩の蘭学者である、
箕作秋坪(みつくりしゅうへい)さんや、宇田川興斎(うだがわこうさい)さんと
親交があったことでも有名です(・∀・)


箕作秋坪さん。蘭学者である、箕作阮甫(げんぽ)さんの女婿でもありました。
出典:https://www.e-tsuyama.com/report/2014/09/1825-1886.html


宇田川興斎さん。牧野富太郎さんに影響を与えた『植学啓原』の作者、
宇田川榕菴(ようあん)さんの養子です。
出典:https://www.tsuyama-yougaku.jp/Vol24.html

参考:https://www.tsuyama-yougaku.jp/asset/00032/tokubetutenn/kuwagatake.pdf

鍬形さんが、若い頃懸命に努力して、津山藩に見出されたこと。
鍬形さんと津山藩の不思議な縁が、次の世代にも引き継がれていったこと。

点と線がつながる過程が面白く、ワクワクが止まりませんでした!

鍬形さんにまつわる歴史的名所、
皆さんもぜひ訪ねてみて下さいね(*^^)v

2025-12-17 (Wed)

『べらぼう~』こぼれ話 Part2 後編①

こんにちは!ODCです。

北尾さんが鍬形蕙斎と名を改めてから、画風が
どのように変化したかを見てみましょう。

まずはこちらをご覧下さい。


出典:https://bunka.nii.ac.jp/heritages/detail/86296

これは、『江戸一目図屏風』という作品です。
隅田川東側の空から、西の方向を見下ろした構図となっています。

さてお次は…


出典:www.dh-jac.net/db1/books/results-thum.php?f1=Ebi1329&f12=1&-sortField.1=f4a&-max=40&enter=default&lang=ja

令和の時代にも通じる、何ともキュートな動物達ですね(・∀・)
これは『鳥獣略画式』と呼ばれる作品で、『略画式』シリーズの1つです。

北尾時代と比べるとより繊細、かつ、素朴な画風になっている気がします。

しかし、名前を変えてもユーモアを交えて描くという
スタイル(特に『鳥獣略式図』)は、健在ですね(^_^)/

次回、後編➁をお楽しみに!

2025-12-16 (Tue)

『べらぼう~』こぼれ話 Part2 中編

こんにちは!ODCです。

北尾政美さんのお話を続けます。

まずはこちらのクイズから。

北尾さんが31歳の時、岡山のある藩から、「御用絵師」として働かないかと
スカウトされました。さて、彼を誘った藩は次のA~Cのうち、どれでしょう?

A 備中松山藩
B 津山藩
C 足守藩

正解は…

「B 津山藩」でした!

津山藩といえば、森忠政さん(森蘭丸さんの弟)が立ち上げた藩として有名です。

鶴山公園では、森さんの銅像を見ることができますよ(^◇^)


出典:https://www.photolibrary.jp/img295/226845_2598463.html

ちなみに、北尾さんを召し抱えた津山藩藩主は、松平康乂(やすはる)さん!
津山松平家は、結城秀康さん(徳川家康さんの子)の流れを汲む、
由緒正しい家柄でした。

参考:https://digioka.libnet.pref.okayama.jp/mmhp/kyodo/person/matsudaira/matsudaira.htm

そして、北尾さんが請われた「御用絵師」は、
江戸幕府から直々に雇われる特別な絵師。

並の画家ではなれなかったことから、
まさに、彼のたゆまぬ努力が実を結んだと言えるでしょう(*^^)v

北尾さんは御用絵師になった後、「鍬形蕙斎(くわがたけいさい)」と称しました。

鍬形さんになってからのお話は、また後日。

2025-12-16 (Tue)

『べらぼう~』こぼれ話 Part2 前編

こんにちは!ODCです。

12月14日に、大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺』が、
ついに最終回を迎えました!

江戸中期が初めて舞台になったこの作品。

主人公の蔦屋重三郎さんを筆頭に、
魅力的なキャラクターが活躍した、面白いドラマでしたね🦊

さて、この蔦屋さんと組んでいた浮世絵師の中に、
北尾政美(まさよし)さんという人がいたのを覚えていますか?

今回は、そんな政美さんの面白話や、蔦重さん没後のお話を紹介します(・∀・)

初代北尾重政さんの弟子だった政美さんは、その画力を生かして、侍の絵や風景画、
様々な黄表紙(写実性と高尚なギャグを兼ね備えた、大人向けの本)の挿絵を担当。

恋川春町さんや山東京伝さんらと、親交があったと言われています。


政美さんの浮世絵です。何と、ボストン美術館に収蔵されています!
出典:https://ja.ukiyo-e.org/image/mfa/sc153397


出典:https://yajifun.tumblr.com/post/560973109/%E9%BB%84%E8%A1%A8%E7%B4%99%E3%81%AE%E5%96%84%E7%8E%89%E6%82%AA%E7%8E%89-%E5%BF%83%E5%AD%A6%E6%97%A9%E6%9F%93%E8%89%B8-%E5%B1%B1%E6%9D%B1%E4%BA%AC%E4%BC%9D%E4%BD%9C-%E5%8C%97%E5%B0%BE%E6%94%BF%E7%BE%8E-1790%E5%B9%B4-%E5%88%9D%E5%87%BA%E3%81%A8%E8%A8%80%E3%82%8F%E3%82%8C%E3%81%A6%E3%81%84%E3%82%8B

こちらは、山東京伝さんとタッグを組んで作られた、『心学早染草』のワンシーン。
ちなみに、現在も使われる「善玉」「悪玉」の表現は、この物語が元ネタだとか!

あのお馴染みの日本語誕生の裏に、
『べらぼう~』に登場した作品が関わっていたというのは、
なかなか愉快ですね(^_^)/

さて、この北尾政美さん。
実は岡山とも意外なご縁がありまして…

その続きは、また次回!

2025-12-12 (Fri)

世界史の裏側に岡山県人⁉ その3 後編

こんにちは!ODCです。

ロシア文学の偉大な翻訳者として、今も歴史に名が刻まれている、米川正夫さん。

実は、文化人としての一面も持っていました!


出典:https://illustrain.com/?p=26446

ということで、ここでクイズ!

米川さんは、日本の伝統芸能や麻雀等、様々な趣味を極めました。
その中で、ある楽器の演奏はプロ級の腕前だったと言われています。
その楽器とは、次のA~Cのうちどれでしょう?

A 箏
B 三味線
C 尺八

正解は…

「A 箏」でした!

幼い頃に、腹違いのお姉様に箏を習っていた米川さん。
大人になってからも続けていて、「桑原会(そうげんかい)」という名の、
箏を弾くクラブを立ち上げたほど(*^-^*)

ちなみに、創設メンバーには、意外なことにあの内田百閒さんが!
この2人は文芸投稿で切磋琢磨し、かつ、趣味も同じだったこともあり、
大変仲が良かったそうですよ。

顧問は、「春の海」でお馴染みの宮城道雄さん(同じく内田さんの親友)と、
米川さんの末妹である文子さんが務めていました。

文子さんは後に、初代米川文子として、人間国宝になりました。

参考:http://www.kibiji.or.jp/database/06-foreign-literature-004-yonekawa-masao.html

   https://www.weblio.jp/content/%E7%B1%B3%E5%B7%9D%E6%AD%A3%E5%A4%AB

年末が近づくと、色々な場所で箏の演奏を耳にすることがあります。

米川さんが弾いた箏はどのような音色だったのか、想像してみると楽しそうですね(*^^)v

   

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