サイトマップ
行事・イベント
普通科
2023-08-17 (Thu)
7月31日(月)および8月1日(火) に,一般社団法人MASC(※)の教育部会の取り組みとして,宇宙を題材にしたワークショップが行われました! この特別授業は,宇宙産業や技術の舞台裏に触れることで宇宙への情熱と興味を深めると同時に,非認知スキルの醸成および未知の領域に挑戦する意欲を育むことを目的として,開催されました。
当日は,宇宙産業における総合的なサービスを展開する「 Space BD 株式会社 」の方を講師にお招きし,普通科サイエンスフロンティアコース&国立進学コース1年の生徒がワークショップに参加しました!
(1) Space BD の永崎将利社長による講演会
初日には,Space BD の永崎将利社長にご講演をいただきました。永崎社長は,宇宙ビジネスのリアルな舞台裏や,起業のプロセス,困難を乗り越えるための努力などについて,ご自身の経験を交えながらお話いただきました。生徒たちは,永崎社長のお話から,起業家精神やリーダーシップの重要性を学ぶと同時に,夢を追求するための努力と決意の大切さに気づいたようでした。
(2) 質問力を高めるワークショップ
永崎社長の講演を受けて,生徒たちは永崎社長に向けた質問を考え,実際に質問をすることで講演会の内容をさらに深めました。普段の授業では教員が生徒に発問をすることが多いですが,このワークでは生徒自身が質問を考え,その質問を軸にして対話が展開されていきました。
(3) 宇宙開発をテーマにしたビジネスゲーム
次に,宇宙開発をテーマにしたビジネスゲームを通して,ベンチャー企業が行う様々なプロセスを模擬体験しました。生徒たちは,衛星開発会社として衛星を開発し,宇宙の困難さや不確実性に立ち向かう経験をしました。チームワークやリーダーシップ,計画の立て方など,実際のビジネスで必要とされるスキルを学ぶ機会となりました。また,ビジネスゲームを通じて,挑戦の中での柔軟な思考と戦略的思考,問題解決能力を養うこともできました。
(4) 月探査ワークショップ
2日目には,月探査ワークショップが行われました。生徒たちはプログラミング教材を使用して,アルテミス計画に基づく月探査の歴史や技術的な側面について学び,その目標と意義を理解しました。実際にプログラムを組んで,キューブ型ロボットを動かしてみることで,月面探査の仕組みを模倣し,自らが宇宙探査の一端を担う喜びを味わいました。この体験を通じて,宇宙への探究心や科学的好奇心が刺激され,未知の世界への興味が一層深まったようです。
2日間のワークショップを通して,仲間とディスカッションしながら,何度も試行錯誤を繰り返して修正・改善にチャレンジする生徒の姿が印象的でした!
なお,本ワークショップの続編が,8月22日(火)にも行われる予定です。
※ 一般社団法人MASC( 岡山県倉敷市水島地域への航空宇宙産業クラスターの実現に向けた研究会 )