変身 フランツカフカ

人間が突然虫になる、今では漫画等ではありきたりな設定ですが役100年前のこの小説が「個人に起きた不条理」の最初の表現です


 
仕事も行き詰まり恋人とも厳しい状況の中突然虫になったザムザを家族は?
そのうち意外と状況に慣れてくるザムザ
しかし周囲は?
読んでください。今いるどれだけのクリエーターが影響を受けているか計り知れません。
日本語訳もさまざまです。
 

絶望名人カフカの人生論

ポジティブな成功体験本に飽きたら読むべき本

すべてお終いのように見えるときでも、まだま新しい力が湧き出してくる。それこそ、おまえが生きている証しなのだ。


 
名言を残しているような人の言葉は力強くポジティブです。でもカフカの言葉はあまりに絶望的です。
「すべてお終いのように見えるときでも、まだま新しい力が湧き出してくる。それこそ、おまえが生きている証しなのだ。」
だけ読むと前向きですが続きは
「もし、そういう力が湧いてこないなら、その時はすべてお終いだ。もうこれまで。」なんです。
絶望名人の言葉から逆に勇気がもらえる一冊です。

 

変身 須賀原 洋行

不条理マンガの第一人者によるリライト


 
 

絶望読書 頭木弘樹

絶望しているときに明るい曲を聴くと逆効果


 
 

 
こちらのアニメでストーリーがわかります。
最後は切ないですね。
 

 
意外と映画になっていません。2012年のこのカナダ映画が今年日本で見られるようになりました。
 

みなさんのおすすめの本を紹介してください。