種の起源

進化論を唱えたダーウィンの著書


 
進化という言葉は知っていてもその元々の考え方はあまり知られていません。
この本を読むとポケモンは進化しないことがわかるはず。
 

種の起源 NHK100分de名著

NHKの番組です。短時間で種の起原を知ることができます。


 
短時間で種の起原を知ることができます。画像クリックで視聴ページへ
 

進化とは?

そもそも進化とはどういう現象でしょうか。長い間謎に包まれてきました。というよりはキリスト教の教えではすべての生物は神が創りたもうた訳ですから生物が形状と性質・いわゆる形質を変化させるわけがありません。
そこからです。

適者生存

ガラパゴス諸島のフィンチのクチバシが島によって異なることから、ダーウィンはそれぞれの生息地の環境に適した個体が生き残り子孫を残す事によって「進化」が起きたと考えました。

ヒトの進化

ところがダーウィンはこの進化の考え方をわれわれヒトには適用できるかどうかわからない、と言っています。


進化論の説明にキリンがよく用いられます。なぜあの姿・足が長く首も長い のでしょうか。


ダーウィン以前は「キリンが高いところの葉を食べたいので首を長くしようと頑張って首が伸びた」という考え方が信じられていました。ラマルクが提唱した「用不用説」です。確かにそれらしいですよね。


ダーウインの説では、背が高いキリンがいた場合、背の低いキリンよりも生き延びて子孫を残す可能性が高いので子孫に背の高さが受け継がれていった、と考えます。


哲学者のハーバードスペンサーが適者生存を唱えました。
強いものが生き残るのではなく、環境に適応したものが生き残る、というのが適者生存です。


適者とは強い者という意味ではありません。その時の環境に最も適した個体が生き残る確率が高く子孫を残しやすいので次の世代の形質がその時の環境に適した「適者」になる確率が高い、という確率の問題です。


ですから、人類の未来が明るいものになるためには現在の環境に適応していかなければなりません。そのための指標となるものが SDGsという認識を持つ必要があると思います。

みなさんのおすすめの本を紹介してください。