「面白いもの」や「楽しいもの」を探究する、それがOKAYAMAディスカバリークラブです。文学や歴史はもちろん、アニメや漫画、鉄道等、アプローチの仕方は無限大。長期休みには、美術館や博物館探訪等の校外活動のチャンスもあります!「楽しく・ゆったり・自分らしく」がモットーのODCで、充実した3年間を過ごしてみませんか?
2026-03-06 (Fri)
こんにちは!ODCです。
先月から取り上げていた、リヒャルト・ゾルゲさんと花子さんのお話を続けます。
花子さんは教養豊かで紳士なゾルゲさんに、
ゾルゲさんは愛らしくて芯の強い花子さんに、好感を抱きました。
2人は急速に惹かれ合い、やがて恋人になりました。

出典:https://www.ac-illust.com/main/search_result.php?word
=%E6%81%8B%E6%84%9B%E3%82%A4%
E3%83%A9%E3%82%B9%E3%83%88
(ちなみに、花子さんの愛称は「みや子」。彼が花子さんの姓「三宅」を、
「みや子」と勘違いしたことに由来しますが、彼女はこの呼び名が
大好きだったとか)
多忙なゾルゲさんでしたが、週に2回は必ず、花子さんとの逢瀬を
楽しんでいたそうな(*^^)v
この当時、彼はソ連のスパイだけでなく、ドイツのスパイとしても活動していました。
監視の目は厳しく、2重スパイ生活は相当神経をすり減らされるものでした。
そのこともあってか、ゾルゲさんは時折、花子さんに苦しい胸の内を、
涙ながらに語ることがあったと言います。
ゾルゲさんにとって彼女は、本来の自分の姿を見せられる、
かけがえのない存在だったのでしょうね(^◇^)
参考文献:『汝の名はスパイ、裏切り者、あるいは詐欺師
インテリジェンス畸人伝』手嶋龍一、2016年
『人間ゾルゲ』石井花子、1986年
参考:https://www.nippon.com/ja/guide-to-japan/gu007002/
しかし、幸せな時間も長くは続きませんでした…
何が2人に起きたのか⁉ この続きは後編で。
2026-03-06 (Fri)
こんにちは!ODCです。
3月5日(木)に、会議室で今年度3回目の読書会が行われました。
今回は、「教えて!あなたの『推し本』」と題して、自分の好きな本や
お勧めしたい本を紹介し合いました。
さて、ODC部員が紹介したのは、『狂える戦犯死刑囚』より、
「私は貝になりたい」の遺書です。

出典:https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784393441619
『狂える~』は、終戦後に裁判にかけられ、
からくも生還した軍人、加藤哲太郎さんが獄中で書いた作品です。
自身の経験や、一時期過ごした精神病院で出会った患者の言動を
モデルに書かれており、戦争の恐ろしさが切々と伝わってきます。
「私は貝になりたい」は、何度も映像化されたため、
名前を聞いたことがある人はいるかもしれませんね。
Iさんは、「間違いなく人を選ぶ作品。ただ、戦後80年を迎えたことや、
世界の様々な戦争・紛争のニュースを見て、
今の時代にこそ紹介すべきだと思った」と語ってくれました。
読みやすい本や読んでいて楽しい本ばかりが、良い本とは限りません。
時にはずっしりと心に残り、読者に色々考えさせる、骨太な作品も必要なのです。
そのような視点で考えると、彼の選書は見事だったと思います。
今回も参加してくれてありがとう!そして、お疲れ様。
これからも様々な本との出会いが、ありますように(*^^)v
2026-03-01 (Sun)
こんにちは!ODCです。
ODCの主要メンバーのお話を続けます。
次に紹介するのは、MさんとKさん!(どちらも国立進学コース所属)
Mさんが部活動オープンスクールで展示したレポート、
「『自分らしく生きられる社会』の功罪」では、社会学の本も使いながら
論じているところが素晴らしかったです。
また、UP花巻が主催した 「人工衛星プロジェクト 短歌ミッション」では
見事最優秀賞に選ばれ、思わぬ一面を垣間見ることができました!

出典:投稿者の携帯電話
Kさんは部活動オープンスクールで、「プラスチックごみの分別」に関する調査を行い、
その結果をレポートにまとめました。
また、英検2級・漢検2級・数検2級を、全て一発合格するという快挙を達成しましたね!
あの時の嬉しそうな顔を、今も覚えていますよ。
![]()
出典:投稿者の携帯電話
最後は、Oさん!(サイエンスフロンティアコース所属)
探究授業の一環で行われた、
「ラズベリーパイと AI 学習を活用した海洋ゴミの分別装置」の発表は、
大変インパクトがありました。昨今話題になっている「海洋ゴミ」の問題に
切り込んでいて、興味深く拝見しました。
部会では「文豪ストレイドッグス」について、
あれこれ話したのが懐かしいですね!

ラズベリーパイとは、手のひらサイズのコンピューターです。
出典:https://www.reichelt.com/de/en/shop/product/raspberry_pi_
3_b_4x_1_4_ghz_1_gb_ram_wlan_bt-217696
7人全員の「天分」が光っていた、かけがえのない3年間だったと思います。
関西高校での経験を生かし、未来へ向かって大いに羽ばたいて下さい。
顧問一同、皆さんを応援しています。
卒業おめでとう。そして、ありがとう!
2026-03-01 (Sun)
こんにちは!ODCです。
3月1日(日)は、関西高校の卒業式でした。
ODCでも、3年生部員が門出を迎えました!
ODCの創成期を支えてきた、7人の侍達。そんな彼らの、
取り組みや思い出を振り返りたいと思います。
まずはこの方、ODC部長!(国立進学コース所属)
責任感が強くてSDGsに深い関心があった部長は、
そのリサーチ力を生かして、オープンスクールで大活躍!
2年次の夏休みにフィリピンのセブ島へ赴き、現地で起きている環境問題を
リポートしたことは、今も深く心に刻まれています。
また、地道な努力が実を結び、見事英検準1級の取得も果たしました!

SDGsについて語る部長。出典:投稿者の携帯電話
続いては、ODC副部長とAさん、Mさん!(3人とも総合進学コース所属)
副部長は、特技のライフセービングを通して、
瀬戸内の海を護るために自分ができることを真摯に考えました。
そして、2024年に奉還町で行われた「アキナイト」では、Aさん、Mさんと協力して、
『深掘り!坪田譲治』という、素敵なラジオ番組を制作することができましたね!
Aさんは元放送部の経験を生かして、『深掘り!坪田譲治』では軽妙なトークを披露。
また、アイドルグループ「STRAY KIDS」を取り上げ、
その魅力を熱く語ってくれました。
「ODCでは、『推し活』もできる」ことを、見事に体現していたメンバーでした!
左から3人目が副部長、右端がAさんです! 出典:投稿者の携帯電話
Mさんはラジオ番組の中で、坪田譲治さんの「きつねとぶどう」を読んで、
親に感謝の気持ちを伝えたいと語ったところが、印象に残っています。
オープンスクールでは古着好きを生かして、児島のジーンズを紹介しましたね。
![]()
中央にいるのがMさんです! 出典:投稿者の携帯電話
Mさんは絵画の面でも才能を発揮し、3年次の体育祭では、横断幕部門で
見事クラスを優勝に導きました。

出典:投稿者の携帯電話
赤い月をバックに佇む、武士の姿。今見ても素敵な絵ですね~!
次回、後編に続きます。
2026-02-16 (Mon)
こんにちは!ODCです。
そもそもゾルゲさんは、なぜスパイの道を歩んだのでしょうか?
その理由は、彼のプロフィールに隠されています。
1895年、ドイツ人の父と、ロシア人の母との間に生まれたゾルゲさん。
一家は最初バクー(当時はロシア帝国領)で暮らし、その後ベルリンへ移住しました。
ドイツの高等教育を受けて成長したゾルゲさんは、第1次世界大戦で陸軍に徴兵され、
重傷を負いながらもあちこちを転戦しました。
(この時の武勲は讃えられたものの、学生時代から社会主義に傾倒していた彼は、
多くの兵士を殺めたことに心を痛め、戦争を殊更に嫌うようになったとか)

出征する兵士の写真。
出典:https://www.meisterdrucke.jp/fine-art-prints/Photographer-German/1130116/%E7%AC%AC%E4%B8%80%E6%AC%A1%E4%B8%96%E7%95%8C%E5%A4%A7%E6%88%A6%
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戦争が終わり、大学で経済学(博士課程)を修めた彼は、
平等かつ平和な世の中を作るためにドイツ共産党に入党し、
やがてソ連共産党に入党しました。
ソ連では、共産主義を深く信奉する姿勢や軍歴・語学力を買われ、
スパイになる教育を受けることに。
いわゆるスパイとは異なり、争いのない世界を作りたいという思いが
強かったところは、たしかに優しいですね(・∀・)
彼はめきめきと頭角を現し、ヨーロッパで華麗に活躍。
上海に派遣されると、そこで出会った尾崎秀実(ほつみ)さんを筆頭に
国際的なスパイ組織「ゾルゲ諜報団」を結成しました。
モスクワに戻ってきた彼が次に向かった場所。
そこが、花子さんのいる日本だったのです。
参考文献:『汝の名はスパイ、裏切り者、あるいは詐欺師
インテリジェンス畸人伝』手嶋龍一、2016年
ゾルゲさんと花子さんの物語。続きは、3月をどうぞお楽しみに!