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2026-03-11 (Wed)
こんにちは!ODCです。
2人が出会って6年後の1941年夏、事態が大きく動き出しました。
何と花子さんが、ゾルゲさんが不在の時に、赤坂鳥居坂署
(現在の警視庁麻布警察署)で取り調べを受けることに…

現在の警視庁麻布警察署
出典:https://www.keishicho.metro.tokyo.lg.jp/
about_mpd/shokai/ichiran/kankatsu/azabu/index.html
特高警察(主に政治犯や思想犯を取り締まる警察)から、
間者ではないかと厳しく追及されるも、
彼女は毅然とした態度で潔白を主張しました。
その夜、花子さんから事の次第を聞いたゾルゲさんは、
初めて自分の本当の仕事を告げました。
(スパイという言葉は一切使わずに)
軍事行動を起こす日本を憂い、早く負けるように仕向けたこと。
アメリカをはじめとする大国との戦争が無くなり、
日本国民が幸せになるのなら、喜んで命を捧げる覚悟だということ。
このようなことを、彼は花子さんに語ったそうです。
やがて尾崎秀実さんをはじめ、ゾルゲさんの仲間達が次々と検挙されました。
彼は恋人をこれ以上危険にさらさないために、
距離を置くことを決断しました。
2人が最後に会ったのは、銀座の「ローマイヤ」というレストランでした。

写真中央にいるのは、創業者のローマイヤさんです。
出典:https://lohmeyer-ginza.gorp.jp/
この後ゾルゲさんはスパイ容疑で逮捕され(いわゆる「ゾルゲ事件」)、
東京拘置所に収容されました。
彼は取り調べを担当した特高主任の方に対して、進んで情報を提供するため、
恋人やその家族には手を出さないでほしいと懇願したそうです。
(ちなみにこの願いは叶えられ、花子さん達は比較的安全に過ごせたとか)
愛する人を懸命に守ろうとする彼の男気に、胸を打たれますね…
1944年 11月7日、有罪判決が下ったゾルゲさんは、絞首刑に処せられました。
参考文献:『汝の名はスパイ、裏切り者、あるいは詐欺師
インテリジェンス畸人伝』手嶋龍一、2016年
『人間ゾルゲ』石井花子、1986年
参考:https://www.nippon.com/ja/guide-to-japan/
gu007004/?cx_recs_click=true
悲恋の結末は、また後日。