「面白いもの」や「楽しいもの」を探究する、それがOKAYAMAディスカバリークラブです。文学や歴史はもちろん、アニメや漫画、鉄道等、アプローチの仕方は無限大。長期休みには、美術館や博物館探訪等の校外活動のチャンスもあります!「楽しく・ゆったり・自分らしく」がモットーのODCで、充実した3年間を過ごしてみませんか?
2023-08-18 (Fri)
こんにちは!ODCです。
前回に引き続き、岡山県立美術館の展覧会についてお伝えします。
今回のクイズは、県立美術館で展示されている絵画から。

出典:https://shozokan.kunaicho.go.jp/collection/object/SZK000147
明治9年(1907年)に開かれた、東京府勧業博覧会美術展。上の絵は「なさけの庭」という題名で出品され、一等賞受賞と宮内省の買上げ、2つの栄誉を受けました。この絵画の作者は、一体誰でしょう?
A 児島虎次郎
B 鹿子木孟郎
C 松岡壽
正解は…
「A 児島虎次郎」でした!
「なさけの庭」には、石井十次さんが設立した、岡山孤児院が描かれています。児島虎次郎さんはこの絵でデビューし、翌年、大原孫三郎さんの後援でヨーロッパに留学しました。帰国後も大原さんの依頼で渡欧し、数々の名画を収集しました。その結果誕生したのが、あの大原美術館なのです!
この作品は児島さんにとって、その後の人生を大きく変えた、まさに分岐点になったと言えるでしょう。そう考えると、また見え方が変わってきますね。
次回、後編に続きます。
2023-08-17 (Thu)
こんにちは!ODCです。
今回は岡山県立美術館で開催中の、「美をたどる 皇室と岡山~三の丸尚蔵館収蔵品より」について、リポートします。

出典:投稿者の携帯電話
三の丸尚蔵館リニューアルにあたり、より皇室と日本文化に興味を持ってほしい、という願いから始まった、この展覧会。県立美術館では、掛軸や日本画だけでなく、岡山ゆかりの芸術家が手がけた、西洋画や工芸品も展示しています。
ということで、工芸品からクイズ!
今回の展示の見どころの1つ、ボンボニエール。これは、ボンボン(砂糖菓子)を入れる容器ですが、日本の宮中では独自の使用法があったことで知られています。その使い方は、次のA~Cのうちどれでしょう?
A 一族のお守りとして使った
B 慶事の贈り物として使った
C 儀式の小道具として使った
正解は…
「B 慶事の贈り物として使った」でした!
日本のボンボニエールは、紋や動物をあしらい、精巧に作られています。県立美術館では、皇室の方々の結婚式で贈られたボンボニエールだけでなく、海外の要人に献上されたものも見ることができますよ。
次回は中編、お楽しみに!
2023-07-19 (Wed)
こんにちは!ODCです。
ODCでは、「アニメ meets おかやま at カンゼイ」と題した、イベントを開催します。
見事ゴールできた人には、豪華プレゼントが⁉ 皆様、奮ってご参加下さい!
開催日:8月26日(土)
場所:図書館(4階)
集合時間:9:30
活動時間:9:30~12:00
活動内容:地図と封筒に入ったお題を見て、クイズに答えながら校内を探索する。
―君も、アニメ博士になれる!―
申し込みは、未来コンパスのフォームからお願いします。(HP上にあり)
2023-07-05 (Wed)
こんにちは!ODCです。
源吉兆庵特集も、いよいよ最終回! 夏の工芸菓子の続きを紹介します。

出典:投稿者の携帯電話
横に佇む、灯篭が良い味を出しています。紫陽花の上には、かたつむりの姿も!

出典:同上
何だか、あいみょんさんの「マリーゴールド」が聞こえてきそうですね。

出典:同上
金魚~、え~、金魚~♪
金魚すくいの結果は…残念!
吉兆庵美術館では、夏休み期間に工芸菓子の展示を行います。興味のある人は、鮮やかな作品の数々を、ぜひご覧あれ!
2023-07-04 (Tue)
こんにちは!ODCです。
前回に引き続き、源吉兆庵をテーマにお送りします。
まずはこちらのクイズから。
前編に登場した、吉兆庵美術館には、お菓子で作られたある花が飾られています。その花は次のうち、どれでしょう?
A 百合の花
B 薔薇の花
C 杜若の花
正解は…
「B 薔薇の花」でした!
そう、源吉兆庵のすごさは、工芸菓子でも発揮されているのです!
工芸菓子とは、砂糖や米粉等を使って、四季折々の風物を形にしたお菓子のこと。その起源は、江戸時代まで遡ることができます。
源吉兆庵の作る工芸菓子は大変美しく、かつ、リアリティにあふれています。
ここでは、最近まで高島屋で展示されていた工芸菓子から、夏を感じさせる作品をいくつか紹介しましょう。

出典:投稿者の携帯電話
冷房も良いですが、このような団扇も風情がありますね。

出典:同上
大輪のひまわりの花。見ているだけで夏の思い出が蘇りますね。
次回、後編に続きます。