「面白いもの」や「楽しいもの」を探究する、それがOKAYAMAディスカバリークラブです。文学や歴史はもちろん、アニメや漫画、鉄道等、アプローチの仕方は無限大。長期休みには、美術館や博物館探訪等の校外活動のチャンスもあります!「楽しく・ゆったり・自分らしく」がモットーのODCで、充実した3年間を過ごしてみませんか?
2026-01-21 (Wed)
こんにちは!ODCです。
小泉八雲さんと小川未明さん、坪田譲治さんの話を続けます。
一体どのようなご縁があったかというと…
八雲さんは晩年、早稲田大学で講師を務めました。
『怪談』がきっかけで、八雲さんの熱烈なファンになっていた小川さんは、
彼の講義に進んで参加し、何と卒業論文でも取り上げたそうです。
(論文名は「ラフカディオ・ハーンを論ず」)
小川さんの後輩にあたる坪田さんは、八雲さんと会うことはなかったものの
卒業論文は、奇しくも先輩と同じ「小泉八雲論」でした!
参考:https://www.city.okayama.jp/bungaku/0000022796.html
日本の風物に深く心を寄せた小泉さん。
その精神が、このような形で教え子達に受け継がれ、
作品に結実していったと思うと、何だか温かい気持ちになりますね。
そして何より、吉備路ゆかりの坪田譲治さんと小泉八雲さんが、
間接的とはいえ関わっていたことに、大変驚きました!
ところで坪田さんといえば、さんステの地下広場
(ストリートピアノが置いてあるところ)で
ミニ展示が行われていますよ(^◇^)


出典:投稿者の携帯電話
ゆかりの場所が巡れる地図や、最近の坪田譲治文学賞作品等も勢揃い。
興味のある人は、ぜひ訪ねてみて下さいね(*^^)v
小泉八雲さんのもう1つのお話は、また次回。
2026-01-21 (Wed)
こんにちは!ODCです。
連続テレビ小説「ばけばけ」のおかげで、
小泉八雲さんに関心を持つ人が増えていますね!
小泉八雲さん(本名 パトリック・ラフカディオ・ハーン)といえば、
『怪談』の作者であり、日本の美しさや神秘性を愛した人で知られています。

出典:https://www.hearn-museum-matsue.jp/hearn.html
和装がなかなかお似合いですね^_^
さて、そんな八雲さんとある童話作家達との間に、
意外なつながりがあったことが分かりました(・∀・)
それは、
小川未明さんと坪田譲治さんです!

小川未明さん。『赤い蝋燭と人魚』、『月夜の眼鏡』等が代表作です。
出典:https://www.city.joetsu.niigata.jp/site/mimei-bungakukan/ogawa-mimei-guide-2.html

坪田譲治さん。『風の中の子供』や『善太と三平』等が代表作です。
出典:https://www.city.okayama.jp/kurashi/0000010134.html
坪田さんは、2024年のラジオ番組制作以来、久々の登場ですね(^◇^)
次回、後編をお楽しみに!
2026-01-11 (Sun)
こんにちは!ODCです。
あれこれ話してきた大浦神社のお話も、いよいよ最終回。
12往復の競走で見事優勝した騎手は、仕上げとして弓矢を携え、
拝殿の前に設けられた的に向かって矢を当てます。
この部分だけを聞くと、
「あれ? 流鏑馬(やぶさめ)なら他の神社でも見られるけれど…」と
思うかもしれませんね。

出典:https://www.ac-illust.com/main/search_result.php?word=%E6%B5%81%E9%8F%91%E9%A6%AC
珍しいのはここからです(・∀・)
大浦神社では、騎手が右手に弓矢を持ち、その状態で的にぶつけるのです。
ちょうど、弓矢のセットと的が、鉢合わせするようなイメージです。
何とも不思議な儀式の裏には…
数多の神馬の中から選ばれただけでなく、競争でも勝つほどだから、
その神馬は大浦神社の神様が護って下さっているに違いない。
だから、その神馬の騎手は、必ず的を射て幸せを摑んでほしい。
このような願いが込められているのだそうです。
参考:https://www.oourajinja.com/%E7%AB%B6%E9%A6%AC%E7%A5%9E%E4%BA%8B
ちなみに、「競馬神事」は全国的にもかなりレアで、
見られるのはこの大浦神社だけ!
地元岡山に存在した、由緒正しい馬の神社。
そこに秘められた逸話の数々に、ワクワクが止まりませんでした。
様々な午年ゆかりの神社、皆さんもぜひ巡ってみて下さいね(^_^)/
2026-01-10 (Sat)
こんにちは!ODCです。
大浦神社のお話を続けます。
毎年秋になると、ここでは「競馬神事」というイベントが見られます。
さて、一体どのような行事かというと…
選ばれし2頭の神馬が、境内を12回往復して競走するのです!
前回、細川通董という戦国武将が、寄島(三郎島)に奉った神様を
現在の場所に遷したことは、お話ししましたね。
この御引っ越しの時に、領家(その土地を所有する人)の団体から20頭、
地頭(領家に雇われて年貢を取り立てる人)の団体から20頭、
合計40頭の神馬を出して、行列に加わらせたのが
始まりだと言われています(^◇^)

出典:https://www.istockphoto.com/jp/search/2/image?mediatype=illustration&phrase=%E9%A6%AC+%E3%81%8B%E3%81%A3%E3%81%93%E3%81%84%E3%81%84&
tracked_gsrp_landing=https%3A%2F%2Fwww.istockphoto.com
%2Fjp%2F%E3%82%A4%E3%83%A9%E3%82%B9%E3%83%88%2
F%E9%A6%AC-%E3%81%8B%E3%81%A3%E3%81%93%E3%81%84%E3%81%84
ただ、その後は沢山の馬を集めるのが難しくなったため、
領家と地頭が出してきた神馬の中で、予選を勝ち抜いた2頭が
神事に参加するというスタイルに変わったそうです。
参考:https://www.oourajinja.com/%E7%AB%B6%E9%A6%AC%E7%A5%9E%E4%BA%8B
40頭の馬の行列、今見ても絶景だったことでしょうね(*^^)v
さて、この競馬神事。他にも珍しいポイントがあるのですが…
それについては、また次回!
2026-01-09 (Fri)
こんにちは!ODCです。
岡山にも、午年にちなんだ面白い神社があります。それは…
「大浦神社」です!

出典:https://www.okayama-kanko.jp/spot/detail_11585.html
大浦神社は、浅口市寄島町に建っています(^◇^)
言い伝えによると…
3世紀頃に神功(じんぐう)皇后が、志半ばで崩御した仲哀天皇の御意志を継ぎ、
新羅・百済・高句麗を服属させました。

出典:https://shinwanosekai.info/jungukougou.php
そして帰還する途中、吉備国の小さな島(三郎島)に舟をお寄せになり、
天地のあらゆる神様を祀ったそうです。
それ以来、この島は「寄島」と呼ばれるようになりました(・∀・)
平安時代には、安倍晴明が寄島に、
仲哀天皇・神功皇后・応神天皇(仲哀天皇の皇子)を神様として奉りました。
戦国時代になると、これらの神様は鴨川城主だった
細川通董(みちただ)によって、現在の場所に遷されました。
やがて明治2年に「大浦神社」と名を変え、
今に至るということです(*^^)v
参考:https://www.oourajinja.com/%E5%A4%A7%E6%B5%A6%E7%A5%9E%E7%A4%BE%
E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6

細川通董の肖像。戦国武将である細川藤孝・忠興親子とは、遠縁にあたるそうです。
出典:https://www.city.asakuchi.lg.jp/page/2058.html
岡山と伝説の帝の巡り合わせが、なかなか面白いですね(^◇^)
馬とのかかわりについては、後編➁で。