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2026-02-16 (Mon)
こんにちは!ODCです。
花子さんのお話を続けます。
1935年10月4日、銀座のバー「ライン・ゴールド」を、ある男性が訪れました。
それが、リヒャルト・ゾルゲさん!
花子さんの運命が動き出すきっかけになった人物です。
彼女に出会った当初、ゾルゲさんは自分のことを
ドイツ人ジャーナリストと紹介しました。
しかし、その実態は…
何と、ソ連のスパイだったのです!

出典:https://www.nippon.com/ja/guide-to-japan/gu007001/
この写真には、どこか人を惹きつける魅力がありますね^_^
ゾルゲさんを扱った映画としては、『スパイ・ゾルゲ』(2003年)が有名です。
最近では、『スパイを愛した女たち リヒャルト・ゾルゲ』(2023年)も作られています。

出典:https://www.amazon.co.jp/%E3%83%81%E3%83%A9%E3%82%B7-%E3%80%90%E6%98%A0%E7%94%BB%E3%83%81%E3%83%A9%E3%82%B7%E3%80%
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E3%83%A9%E3%82%B7/dp/B00FWVGH9A

出典:https://spyzorge.com/
皆さんは「スパイ」と聞いて、どのようなイメージが頭に思い浮かぶでしょうか?
「冷徹に仕事をこなす」、「変装が得意」、
「女性と恋愛関係になり、情報を得る」等
どこかクールなイメージを持つ人が多そうですね。
スパイの活躍する作品にも、
『007』や『ミッション・インポッシブル』、
『SPY×FAMILY』をはじめ、面白いものが沢山あります(*^^)v
しかし、ゾルゲさんは百戦錬磨の諜報部員だったにもかかわらず、
かなり異質な―優しいスパイだったのです…
この続きは、また次回。
2026-02-13 (Fri)
こんにちは!ODCです。
もうすぐバレンタインデーがやって来ますね(^◇^)
バレンタインのキーワードといえば、「愛情」や「恋人」。
ということで、今回はバレンタインにちなんで、
世界史の裏側で純愛を貫いた、岡山ゆかりの人物を紹介します!
その人の名前は…
石井花子(三宅花子)さんです!

出典:花子さんの著書、1986年
凛とした佇まいが素敵ですね(・∀・)
彼女は、1911年に岡山県倉敷市で生まれました。
父親は裕福な資産家であったものの、花子さんの母親が正妻ではなかった
ことから冷遇され、幼少期はあまり良い思い出がなかったそうです。
(ちなみにこの父親は、天理教の宣教師になったのを機に性格が改善され、
花子さんが困った時は支えるようになったとか)
経済的な理由で高等女学校を退学すると、自立するべく、
岡山医科大学に設けられた看護師の養成所で学びました。
そして、市内での病院勤務や倉敷での喫茶店経営を経て、1933年に上京。
この時に戸籍を変更し、父親の姓「石井」から、母親の姓「三宅」を使うようになりました。
参考:花子さんの著書、1986年
不遇な人生に甘んじず、努力でそこから抜け出そうとする姿は、
まるでジェーン・エアのようですね!
さて、それから2年後の1935年。
銀座のバー「ラインゴールド」で、給仕として働いていた彼女に、
大きな転機が訪れました。

バーのイメージ図 出典:https://www.ac-illust.com/
一体何が? 前編➁をお楽しみに!
2026-01-30 (Fri)
こんにちは!ODCです。
1月29日(木)の放課後に、ODCの部会が行われました。
参加したのは、1年生部員と2年生部員。
まずは文学や歴史のイベント紹介を行い、その後に
現在関心があることや、取り組みたいことを共有しました。

出典:https://www.irasutoya.com/2018/12/blog-post_772.html
大好きな歌舞伎をさらに深めたい、動物や昆虫の面白い生態を調べたい、
クトゥルフ神話をモチーフにした創作活動をしたい等、様々なアイデアが大集結!
探究活動をしつつ、他の話題(ゲームやアニメ)で盛り上がることも多く、
なかなか楽しい部会となりました(*^^)v
今回話したことを踏まえて、どのような探究活動を行うのか?
顧問一同楽しみにしています(・∀・)
2026-01-22 (Thu)
こんにちは!ODCです。
八雲さんのお話を続けます。
『クレオール料理』が出版されて、ちょうど139年後の2024年。
岡山で面白いイベントが開催されました。
そのイベントとは…
岡山市の西日本調理製菓専門学校が、『クレオール料理』の
レシピを再現し、試食会を実施したのです!

出典:https://www.irasutoya.com/2013/11/blog-post_9292.html
西日本調理製菓専門学校の校長先生は、
何と小泉八雲さんの熱烈なファンだったそうです(*^^)v
『クレオール料理』は、今から30年ほど前に
アメリカの古本屋さんで購入されたとのこと。
それから時は流れ、2024年の夏。
校長先生は、交友関係にあった小泉凡(ぼん)さん
(八雲さんの曾孫で小泉八雲記念館の館長)から、
連続テレビ小説「ばけばけ」が始まることをお聞きしたそうです。
そこで校長先生は、「八雲さんのグルメな一面を紹介することで、
様々な人が彼の作品に関心を持つのではないか?」
とお考えになりました。
こうして生まれたのが、クレオール料理の一種である、
ポテトパンの再現・試食イベントだったのです(・∀・)
参考:https://maidonanews.jp/article/15514157

出典:https://maidonanews.jp/article/15514157
ふわふわで、見るからに美味しそう(^◇^)
販売会も好評で、始まって早々に売り切れたそうですよ。
「食事」の視点から、時空を超えた岡山と八雲さんのつながりを
見つけることができて、びっくりしました!
八雲さんの愛がつまった『クレオール料理』、
皆さんも、ぜひ読んでみて下さいね^_^
2026-01-22 (Thu)
こんにちは!ODCです。
まずは、小泉八雲さんに関するクイズから。
八雲さんは来日する前、アメリカのニューオーリンズで記者として働いていました。
その頃に書かれた意外なジャンルの本があるのですが、一体何に関する本でしょう?
A 料理に関する本
B 占星術に関する本
C 経済学に関する本

ニューオーリンズのバーボン通りとフレンチ・クオーターの様子
出典:https://www.istockphoto.com/jp/search/2/image-film?phrase=
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正解は…
「A 料理に関する本」でした!

出典:https://latelier1959.com/news/2017/07/–03010.html
この本の題名は、『クレオール料理』。
八雲さん渾身のレシピ本です(*^^)v
彼は、世界でクレオール料理を紹介した人 第1号なのです!
クレオール料理とは、ヨーロッパをはじめ、アフリカ、
アイルランド等の食文化が融合して誕生した料理のこと。
スパイスにお米、野菜や魚介類をふんだんに使うのが特徴です(・∀・)

出典:https://world-food.info/creole-cuisine
ニューオーリンズは、古の時代よりヨーロッパによる植民地化や
ハイチからの移民、アメリカによる買収等、
多くの出来事に見舞われました。
その時に様々な文化が持ち込まれたことで、
クレオール料理やジャズが生まれたり、
ブードゥー教が広まったりしたのです。
このような地域で青年期を過ごした八雲さんだからこそ、
多文化を敬う姿勢が自然と養われ、
日本独自の文化や風習を大切にできたのかもしれませんね(*^_^*)
次回、後編に続きます!
2026-01-21 (Wed)
こんにちは!ODCです。
小泉八雲さんと小川未明さん、坪田譲治さんの話を続けます。
一体どのようなご縁があったかというと…
八雲さんは晩年、早稲田大学で講師を務めました。
『怪談』がきっかけで、八雲さんの熱烈なファンになっていた小川さんは、
彼の講義に進んで参加し、何と卒業論文でも取り上げたそうです。
(論文名は「ラフカディオ・ハーンを論ず」)
小川さんの後輩にあたる坪田さんは、八雲さんと会うことはなかったものの
卒業論文は、奇しくも先輩と同じ「小泉八雲論」でした!
参考:https://www.city.okayama.jp/bungaku/0000022796.html
日本の風物に深く心を寄せた小泉さん。
その精神が、このような形で教え子達に受け継がれ、
作品に結実していったと思うと、何だか温かい気持ちになりますね。
そして何より、吉備路ゆかりの坪田譲治さんと小泉八雲さんが、
間接的とはいえ関わっていたことに、大変驚きました!
ところで坪田さんといえば、さんステの地下広場
(ストリートピアノが置いてあるところ)で
ミニ展示が行われていますよ(^◇^)


出典:投稿者の携帯電話
ゆかりの場所が巡れる地図や、最近の坪田譲治文学賞作品等も勢揃い。
興味のある人は、ぜひ訪ねてみて下さいね(*^^)v
小泉八雲さんのもう1つのお話は、また次回。
2026-01-21 (Wed)
こんにちは!ODCです。
連続テレビ小説「ばけばけ」のおかげで、
小泉八雲さんに関心を持つ人が増えていますね!
小泉八雲さん(本名 パトリック・ラフカディオ・ハーン)といえば、
『怪談』の作者であり、日本の美しさや神秘性を愛した人で知られています。

出典:https://www.hearn-museum-matsue.jp/hearn.html
和装がなかなかお似合いですね^_^
さて、そんな八雲さんとある童話作家達との間に、
意外なつながりがあったことが分かりました(・∀・)
それは、
小川未明さんと坪田譲治さんです!

小川未明さん。『赤い蝋燭と人魚』、『月夜の眼鏡』等が代表作です。
出典:https://www.city.joetsu.niigata.jp/site/mimei-bungakukan/ogawa-mimei-guide-2.html

坪田譲治さん。『風の中の子供』や『善太と三平』等が代表作です。
出典:https://www.city.okayama.jp/kurashi/0000010134.html
坪田さんは、2024年のラジオ番組制作以来、久々の登場ですね(^◇^)
次回、後編をお楽しみに!
2026-01-11 (Sun)
こんにちは!ODCです。
あれこれ話してきた大浦神社のお話も、いよいよ最終回。
12往復の競走で見事優勝した騎手は、仕上げとして弓矢を携え、
拝殿の前に設けられた的に向かって矢を当てます。
この部分だけを聞くと、
「あれ? 流鏑馬(やぶさめ)なら他の神社でも見られるけれど…」と
思うかもしれませんね。

出典:https://www.ac-illust.com/main/search_result.php?word=%E6%B5%81%E9%8F%91%E9%A6%AC
珍しいのはここからです(・∀・)
大浦神社では、騎手が右手に弓矢を持ち、その状態で的にぶつけるのです。
ちょうど、弓矢のセットと的が、鉢合わせするようなイメージです。
何とも不思議な儀式の裏には…
数多の神馬の中から選ばれただけでなく、競争でも勝つほどだから、
その神馬は大浦神社の神様が護って下さっているに違いない。
だから、その神馬の騎手は、必ず的を射て幸せを摑んでほしい。
このような願いが込められているのだそうです。
参考:https://www.oourajinja.com/%E7%AB%B6%E9%A6%AC%E7%A5%9E%E4%BA%8B
ちなみに、「競馬神事」は全国的にもかなりレアで、
見られるのはこの大浦神社だけ!
地元岡山に存在した、由緒正しい馬の神社。
そこに秘められた逸話の数々に、ワクワクが止まりませんでした。
様々な午年ゆかりの神社、皆さんもぜひ巡ってみて下さいね(^_^)/
2026-01-10 (Sat)
こんにちは!ODCです。
大浦神社のお話を続けます。
毎年秋になると、ここでは「競馬神事」というイベントが見られます。
さて、一体どのような行事かというと…
選ばれし2頭の神馬が、境内を12回往復して競走するのです!
前回、細川通董という戦国武将が、寄島(三郎島)に奉った神様を
現在の場所に遷したことは、お話ししましたね。
この御引っ越しの時に、領家(その土地を所有する人)の団体から20頭、
地頭(領家に雇われて年貢を取り立てる人)の団体から20頭、
合計40頭の神馬を出して、行列に加わらせたのが
始まりだと言われています(^◇^)

出典:https://www.istockphoto.com/jp/search/2/image?mediatype=illustration&phrase=%E9%A6%AC+%E3%81%8B%E3%81%A3%E3%81%93%E3%81%84%E3%81%84&
tracked_gsrp_landing=https%3A%2F%2Fwww.istockphoto.com
%2Fjp%2F%E3%82%A4%E3%83%A9%E3%82%B9%E3%83%88%2
F%E9%A6%AC-%E3%81%8B%E3%81%A3%E3%81%93%E3%81%84%E3%81%84
ただ、その後は沢山の馬を集めるのが難しくなったため、
領家と地頭が出してきた神馬の中で、予選を勝ち抜いた2頭が
神事に参加するというスタイルに変わったそうです。
参考:https://www.oourajinja.com/%E7%AB%B6%E9%A6%AC%E7%A5%9E%E4%BA%8B
40頭の馬の行列、今見ても絶景だったことでしょうね(*^^)v
さて、この競馬神事。他にも珍しいポイントがあるのですが…
それについては、また次回!
2026-01-09 (Fri)
こんにちは!ODCです。
岡山にも、午年にちなんだ面白い神社があります。それは…
「大浦神社」です!

出典:https://www.okayama-kanko.jp/spot/detail_11585.html
大浦神社は、浅口市寄島町に建っています(^◇^)
言い伝えによると…
3世紀頃に神功(じんぐう)皇后が、志半ばで崩御した仲哀天皇の御意志を継ぎ、
新羅・百済・高句麗を服属させました。

出典:https://shinwanosekai.info/jungukougou.php
そして帰還する途中、吉備国の小さな島(三郎島)に舟をお寄せになり、
天地のあらゆる神様を祀ったそうです。
それ以来、この島は「寄島」と呼ばれるようになりました(・∀・)
平安時代には、安倍晴明が寄島に、
仲哀天皇・神功皇后・応神天皇(仲哀天皇の皇子)を神様として奉りました。
戦国時代になると、これらの神様は鴨川城主だった
細川通董(みちただ)によって、現在の場所に遷されました。
やがて明治2年に「大浦神社」と名を変え、
今に至るということです(*^^)v
参考:https://www.oourajinja.com/%E5%A4%A7%E6%B5%A6%E7%A5%9E%E7%A4%BE%
E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6

細川通董の肖像。戦国武将である細川藤孝・忠興親子とは、遠縁にあたるそうです。
出典:https://www.city.asakuchi.lg.jp/page/2058.html
岡山と伝説の帝の巡り合わせが、なかなか面白いですね(^◇^)
馬とのかかわりについては、後編➁で。