
「面白いもの」や「楽しいもの」を探究する、それがOKAYAMAディスカバリークラブです。文学や歴史はもちろん、アニメや漫画、鉄道等、アプローチの仕方は無限大。長期休みには、美術館や博物館探訪等の校外活動のチャンスもあります!「楽しく・ゆったり・自分らしく」がモットーのODCで、充実した3年間を過ごしてみませんか?
2024-07-23 (Tue)
こんにちは!ODCです。
7月20日(土)に、第1回オープンスクールが開催されました。
ODCは、「文化部ギャラリー」に今年も出展しました!
今回は、1人1人とグループ、2種類の展示を製作しました。
まずは、単独で「好き」を極める部員の作品を見てみましょう(*^_^*)
個人活動を行う部員は、全部で3人。それぞれが取り組んでいることや好きなものを、写真として展示しました。
この部員のお気に入りは「K-POPアイドル」。映っているのは、アイドルグループ「Stray Kids」のメンバー、「アイエン」です。
韓国へコンサートを見に行くほどの大ファンで、推しポイントや好きになったきっかけを熱く語ってくれました(*^^)v
この続きは、また後日に!
2024-06-23 (Sun)
こんにちは!ODCです。
龍に縁のある作家特集、第2弾です。
さて、今回のゲストはこちら!
出典:https://www.allreviews.jp/reviewer/21
サングラスが、よく似合っていますね(*^_^*)
この人は、澁澤龍彦さん!
フランス文学者であり小説家で、マルキ・ド・サドの著作を、研究・紹介した人として有名です。
黒魔術や美術、幻想的なものへの造詣が深かったと言われています。
彼の評論やエッセイはユーモアに富み、物語には不思議な魅力が備わっています。
今年7月から1万円札の顔になる、渋沢栄一さんの関係者でもありますよ(^O^)
2018年に公開された、「映画 文豪ストレイドッグス DEAD APPLE」では、何と物語のキーパーソンとして登場しました!
出典:https://www.kadokawa.co.jp/product/321710000368/(白い服を着て、林檎を掲げている人が澁澤さんです)
今も多くのファンが存在する澁澤さん。ここでクイズ!
谷崎潤一郎さんの『乱菊物語』に影響を受け、播州室津を訪れた澁澤龍彦さん。
帰りに彼が岡山に立ち寄った際、心を引き付けられた特産品があります。それは次のA~Cのうち、どれでしょう?
A むらすずめ
B ママカリ
C デミカツ丼
正解は…
「B ママカリ」でした!
エッセイによると、これを食べた澁澤さんの感想は、≪すてきにうまかった≫とのこと。
岡山ではお馴染みのママカリを、あの文豪が絶賛していたとは、地元民として嬉しいですね(*^^)v
他にも、彼の小説で岡山が登場している作品があります。ぜひ、探してみて下さい!
もうすぐ怪談シーズン。今年の夏は、妖しい澁澤ワールドに酔いしれるのはいかが?
2024-06-02 (Sun)
こんにちは!ODCです。
5月30日に、今年度初の部会を行いました。
まずは簡単に自己紹介をした後、今興味があること、取り組みたいことを共有し合いました。
出典:https://www.irasutoya.com/2012/07/blog-post_25.html
地元の特産品について調べてみたい、「推しの人物」を極めたい、社会問題を考える啓発活動を行いたい等、
バラエティ豊かなアイデアが集結しました。
今回出た意見をもとに、班活動や個人活動を進めていきます。
どのようなものが出来上がるのか?顧問一同楽しみです(*^_^*)
2024-05-27 (Mon)
こんにちは!ODCです。
芥川龍之介さんと岡山の話、続きです。
まずはこちらのクイズから。
芥川さんが海軍機関学校を辞め、大阪毎日新聞社に入社した理由は、
岡山のある文学者に招かれたからだと言われています。
それは一体誰でしょう?
A 岸田吟香
B 吉行淳之介
C 薄田泣菫
正解は…
「C 薄田泣菫」でした!
出典:https://www.city.kurashiki.okayama.jp/9531.htm
薄田泣菫さんは、倉敷出身の文学者です。初めは詩人として活躍し、『白羊宮』は彼の代表作となりました。
その後はいくつかの新聞社を経て、大阪毎日新聞社に入社。「茶話」と題したエッセイで人気を集めました。
薄田さんは芥川さんの文才に注目し、自分の職場で創作の機会を提供したそうです。
実際、『蜘蛛の糸』や『地獄変』・『蜜柑』といった名作は、この頃(1918年~1919年)に書かれています。
夏目漱石さんだけでなく岡山ゆかりの作家も、芥川龍之介さんの作品誕生に一役買っていたとは、面白い縁を感じますね(*^_^*)
13年前には、芥川さんが薄田泣菫さん宛てに書いた未発表の手紙が、倉敷市で見つかっています。
参考記事:https://www.nikkei.com/article/DGXNASDG2000Q_Q1A520C1CC1000/
これがきっかけで、薄田さんや芥川さんの作品を楽しむ人がさらに増えると良いですね。
2024-05-26 (Sun)
こんにちは!ODCです。
今回は、芥川さんと岡山のお話です。
岡山には、芥川龍之介さんと関わりがあった文学者が2人います。
その1人は、内田百閒さんです!
出典:https://www.ndl.go.jp/portrait/datas/6240/
久々の登場ですね(^◇^)
2人は漱石先生の文学サロンで出会い、親交を深めたといわれています。
ここでクイズ!
芥川龍之介さんと内田百閒さんに関する逸話で、正しいものはどれでしょう?
A 龍之介さんが、百閒さんを自分と同じ職場で働けるように計らった
B 借金取りに追われて困っていた百閒さんを、龍之介さんが匿った
C 龍之介さんの婚礼の際に、百閒さんがお祝いの手紙を読み上げた
正解は…
「A 龍之介さんが、百閒さんを自分と同じ職場で働けるように計らった」でした!
芥川さんは作家になる前、海軍機関学校で英語教師をしていました。
ある時、この学校でドイツ語とフランス語のクラスが新設されました。
そこで彼が推薦したのが、当時陸軍士官学校でドイツ語を教えていた内田さんだったそうです!
友人に対する、芥川さんの優しさが垣間見えますね(*^^)v
ちなみに百閒さんはこの話をはじめ、芥川氏との思い出を随筆に多く残しています。皆さん、ぜひ探してみて下さい!
さて、芥川さんは1918年に海軍機関学校を辞め、大阪毎日新聞社に入社します。
そのきっかけになった、岡山に縁のある文学者とは?
その話は、また後日。