2025-07-03 (Thu)

令和7年度　第1回読書会　活動報告書

7月2日（水）に、今年度最初の読書会を行いました📚
今回は課題図書を準備せず、当日に詩を2編読み、思ったことや気になったことを話し合いました🗣️
使用した作品は、やなせたかしさんの『さびしそうな一冊の本』と、谷山浩子さんの『夢のスープ』。まずは、アイスブレイクとして「最近ほっこりしたこと」を話し、いよいよ詩の鑑賞へ…✨

『さびしそうな～』については、ある生徒が「この作品に登場した『本』は、どのようにしてベストセラーになったのだろう？」という質問を投げかけたため、参加者全員でその方法を考えることに🤝

すると、「映像化された時に、原作本として紹介された」、「SNSや口コミで広まったのかも」、「海外で再評価されて、日本に逆輸入されたのだと思います」等、印象的な考察が次々に出てきました。また、ここから派生した「自分が好きな音楽や本」に関する交流も、活発に行われました🌈

『夢のスープ』については、曲の冒頭部分を実際に聞いてから、鑑賞を行いました⭐️

「オアシスで見た蜃気楼のイメージ」「この世ならざる者が隠れている気がします」、「寝ている人の頭の中かも」、「自在に動くから、流言飛語もありそう」等、こちらも興味深い考察が登場。中には、参加者が出した意見を繋ぎ合わせて、1つの物語を作った猛者もいました👏

終了後、参加者からは、「人それぞれの考えが聞けて面白かった」、「想像力を膨らませて考えるのが楽しかった」、「詩の内容だけでなく、作者の情報も知れて勉強になった」という声が聞かれました。生徒達は、科やコースを越えての話し合いを、楽しんでいるように見えました。この読書会を通して、詩を考察する面白さや、想像力を駆使して表現の意味を考える楽しさを、味わえていたら幸いです✨