サイエンスフロンティアコース１年生は，１学期に「SPACE FOODSPHERE（スペースフードスフィア）プログラム」について，理解を深める取り組みを行ないました。

SPACE FOODSPHEREプログラムとは，日本発の優れた技術や知見，食文化を最大限に活用し，地球と宇宙の共通課題である「食」の課題解決を目指す共創プログラムです。

宇宙での暮らしを展望する上で欠かせない要素となる「食」。一方で，現在私たちが暮らす地球でも「食」はSDGsの達成を目指す上でも重要なテーマ。「宇宙の観点から食を考えていくことで，地球上の社会課題の解決策を見出すことにもつながるのではないか」と進められているのがSPACE FOODSPHEREプログラムです。

2030年にはSDGsの食の課題解決，2040年には月面1000人の長期滞在の実現，さらに超長期的には惑星移住と地球環境の劇的回復を目指して，多種多様な企業・大学・研究機関等が集い，分野横断的，かつ有機的な連携による研究開発や事業創出に向けた活動を推進しています。

１学期後半には，このプログラムに参画する企業や大学の方に，生徒自身がオンライン・インタビューを実施しました。生徒たちは，専門家の方にお話を聞くことで，さらに学びに対するモチベーションを高めながら，自分ゴトとして主体的に探究活動に取り組んでいました。

そして，１学期の取り組みに関する総まとめとして，７月27日に成果報告会を実施しました。生徒たちは，今まで自分が調べたこと・インタビューを通して得た学びや気づき，さらにそこから考察したことなどを筋道立てて，発表していました。質疑応答も積極的に行われ，他の生徒との意見交換を通して，さらに探究を深めることができました！