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2024-07-30 (Tue)
7月29日(月)
決勝戦が行われ、関西高校野球部は岡山学芸館高校と対戦し、4-3で惜しくも敗戦しました。しかし、関西高校にとっては10年ぶりの決勝進出でありますが、選手たちにとっては初めての決勝戦でした。
この準優勝という結果に胸を張ってほしいと思います。
このチームは決して力のある世代ではありませんでした。キャッチボールもろくにできない。学校生活や私生活でも自立できず、野球ができる集団とは言えない状況から這い上がってきました。
何より、この世代は「我慢」を繰り返し、何をするにも制限をかけて続けました。
– 人が嫌がることはやらない。
– 人が喜ぶことを進んでやろう。
– 人に感謝しよう。
不満も沢山あり、「なぜいつも自分たちだけが」と感じることもありましたが、3年生は踏ん張って我慢し、やり遂げてくれました。そして、ようやく思い切って野球ができる環境を迎えられたこの夏の大会。
私たちも信じていました。そしてあらゆる人に「何があっても前向きに取り組んできた3年生なら必ずやってくれる」と伝え続けました。
この我慢がこの準優勝に繋がり、沢山の人達に感動を与えられたと強く思います。
本当に胸を張ってほしいと思います。
君たちが掲げた「男たちの下剋上」は未完成ではありますが、後輩たちが受け継ぎ、必ず達成してくれるでしょう。
3年生が作ってくれた新たな関西高校の架け橋を私たちは大切にし、これからの関西高校野球部に必ず受け継いでいきます。決して手放しません。
そして、これだけ声援を送ってくれた関西高校の関係者への感謝を決して忘れてはいけません。
ここからの学校生活や私生活で、野球を通じて学んだことが生きてくることでしょう。卒業を迎え、その先のステージで関西高校野球部で学んだことを活かしてほしいです。ぜひ、野球を終えてからの彼らの在り方にも目を向けて応援してほしいと思います。
最後に今回の大会では、たくさんの声援をありがとうございました。
– 元気をもらった。
– 勇気をもらえた。
– 感動した。
嬉しいお言葉を頂きました。しかし、実際に感動を頂いたのは私たちです。
– 炎天下の中、平日に仕事を休んで来てくれた方。
– 大事な試合の前にも関わらず応援に来てくれた方。
– 遠方から足を運んで来てくれた方。などなど
本当にありがとうございました。選手たちは本当に幸せだったと思います。今後ともどうか応援よろしくお願いします。