
「面白いもの」や「楽しいもの」を探究する、それがOKAYAMAディスカバリークラブです。文学や歴史はもちろん、アニメや漫画、鉄道等、アプローチの仕方は無限大。長期休みには、美術館や博物館探訪等の校外活動のチャンスもあります!「楽しく・ゆったり・自分らしく」がモットーのODCで、充実した3年間を過ごしてみませんか?
2025-04-16 (Wed)
こんにちは!ODCです。
4月14日の午前中に、生徒会オリエンテーションの一環である、
部活動紹介が行われました。
運動部や文化部が、部の魅力を存分にPRする、このイベント。
ODCからは、部長と副部長が参加しました。
ODCの活動実績や、好きなことに打ち込む楽しさを、
しっかりアピールしてくれました(^◇^)
沢山の人の前で発表して、緊張は相当だったと思います。
しかし、それを感じさせないほど落ち着いた立ち振る舞いに、顧問一同感服しました!
2人とも、よく頑張りましたね(*^^)v
自分の「推し」をとことん探究できる、OKAYAMAディスカバリークラブ。
これからもどうぞ、よろしくお願いいたします。
2025-04-14 (Mon)
こんにちは!ODCです。
大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』の影響で、
江戸時代に関心を持つ人が増えていますね(・∀・)
ところでこの作品には、徳川吉宗の孫で、後に「寛政の改革」を行う
松平定信が登場しています。
出典:http://shogenji.in.coocan.jp/image/sadanobu.jpg
何とも威厳のある佇まいですね。
ということで、ここでクイズ!
松平定信の孫達の中で、岡山にゆかりのある人物がいます。
それは次のA~Cのうち、誰でしょう?
A 板倉勝静
B 松平定和
C 土岐頼之
正解は…
「A 板倉勝静」でした!
出典:https://www.city.takahashi.lg.jp/soshiki/9/itakura4240131.html
板倉勝静(かつきよ)は、備中松山藩のお殿様です。
元は松平姓でしたが、19歳の時に備中松山藩の当主、板倉勝職の婿養子に迎えられました。
藩主に就任後は、陽明学者の山田方谷と共に、
備中松山藩の財政を立て直し、軍の強化にも力を注ぎました。
大変真面目で、穏やかな性格であったと言われています。
また、人を見る目も優れていたのだとか。
澤田瞳子さんの小説『孤城 春たり』には、この勝静や方谷が登場します。
興味のある人は、ぜひ読んでみて下さい(^^)v
大河ドラマを機に、板倉勝静にも興味を持つ人が出てきたら嬉しいですね。
2025-03-11 (Tue)
こんにちは!ODCです。
ODCにとって、2025年初のBIGニュースが飛び込んできました。
何と、ODC部員の作った短歌が選ばれて、宇宙を飛んだのです!
きっかけは、関西高校のSFコースと国立進学コースが冬季補習で、
「宇宙に短歌を打ち上げる」というプロジェクトに応募したことでした。
出典:投稿者の携帯電話
チラシによると、このイベントは…
《宇宙で花巻を盛り上げるUP花巻が岩手県立花巻北高校と共同で行っている衛星開発プロジェクト》だとか。
元々は、町おこしの一環として始まったものだったようです(・∀・)
花巻市といえば、宮沢賢治。
そして、宮沢賢治といえば、
「銀河鉄道の夜」・「よだかの星」・「双子の星」等、
宇宙にちなんだ童話が色々ありますよね(*^^)v
出典:https://www.amazon.co.jp/%E5%8F%8C%E5%AD%90%E3%81%AE%E6%98%9F-%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E7%AB%A5%E8%A9%B1%E5%90%8D%E4%BD%9C%E9%81%B8-%E5%AE%AE%E6%B2%A2-%E8%B3%A2%E6%B2%BB/dp/4039633504
さて、全国から集まった短歌の上の句・下の句は、厳正な審査を経て、夜空へと打ち上げられます。
今回選ばれたのは、ODC部員で国立進学コースに在籍している、Mさんの作品です!
彼の詠んだ上の句は、岩手県立花巻北高校の生徒が詠んだ下の句と共に、つかの間の宇宙旅行を楽しみました(^◇^)
Mさん、やりましたね!素晴らしい‼
ちなみに今回の話は、本人が1番びっくりしたとのこと。
プロジェクト参加がきっかけで、思わぬ才能が開花するかもしれませんね。
改めて、おめでとう\(^o^)/
2025-03-01 (Sat)
こんにちは!ODCです。
柚木沙弥郎さんのお話を続けます。
まずは、こちらのクイズから。
柚木さんが手がけた作品である、「サーカス」と「魔法のことば」。
これら2作品は、倉敷の意外な場所で展示されています。それは一体どこでしょう?
A 倉敷中央図書館
B 倉敷国際ホテル
C 倉敷中央病院
正解は…
「C 倉敷中央病院」でした!
「サーカス」は、柚木さんがこの病院のために制作した染色画です。
「魔法のことば」は柚木さんの絵本で、ある先住民の詩がモチーフになっています。
さて、院内のどこにあるかというと…
出典:https://www.kchnet.or.jp/about_us/sanpo/
小児科の待合室の中です!
そして、倉敷中央病院を作ったのは、あの大原孫三郎さんなのです(*^^)v
この病院には、「入院する人も通院する人も、楽しく、快適に過ごせる場所にしたい」という、
大原さんの願いが込められています。
幼い子供達にとって、やはり病院は少し怖いもの。
「夢にあふれたサーカスを見ながら、リラックスして待っていてね」
「大丈夫だよ、怖くならないおまじないをしてあげる。言葉の、不思議な力を信じよう」
これらの素敵な作品からは、柚木さんのそんなメッセージが、聞こえてくるような気がします。
大原さんの始めた美術館が、やがて柳宗悦さんや芹沢銈介さん、
そして柚木沙弥郎さんといった芸術家へとつながっていった―
名所が結んだ不思議な縁に、ワクワクが止まりませんでした(^◇^)
皆さんも、アートの絆を再発見する旅に、出てみませんか?
2025-03-01 (Sat)
こんにちは!ODCです。
大原美術館とゆかりのある、3人目の芸術家のお話です。
今回登場するのは、柚木沙弥郎(ゆのきさみろう)さんです!
出典:https://www.joshibi.net/museum/jam/2022/yunoki.html
熱心に指導をされていますね(*^_^*)
父も祖父も芸術家だったという、柚木さん。
東京で暮らしていましたが、学徒動員を経て、終戦後は父の故郷である倉敷へ帰還。
やがて、大原美術館で働くようになりました。
柳宗悦さんの「民藝運動」に関心を持ち、彼の本を愛読していたそうです。
また、芹沢銈介さんの作った型絵染めのカレンダーに衝撃を受け、
弟子入りして染色の技を学びました。
染め物だけでなく、版画や抽象画、絵本の分野でも活躍し、
ユーモアあふれる作品を多く残しています。
岡山県立美術館では、2月14日から3月23日まで、
柚木沙弥郎さんの展覧会を開催しています。
出典:https://okayama-kenbi.info/exh-20250214-yunoki-s/
柚木さんがいかにして芸術家となったのか、その軌跡を辿ることができますよ(・∀・)
次回、後編➁に続きます。