保護者の方へ(治癒証明書など)

OKAYAMAディスカバリークラブ

「面白いもの」や「楽しいもの」を探究する、それがOKAYAMAディスカバリークラブです。文学や歴史はもちろん、アニメや漫画、鉄道等、アプローチの仕方は無限大。長期休みには、美術館や博物館探訪等の校外活動のチャンスもあります!「楽しく・ゆったり・自分らしく」がモットーのODCで、充実した3年間を過ごしてみませんか?

顧問
田中陽子/徳永史恵/髙原恭一
部員数
1年生 1名 /2年生 2名 /3年生 1名 合計4名
活動場所
4階国語科準備室、本校第2棟部室
戦歴

2026-04-08 (Wed)

世界史の裏側に岡山県人⁉ その5 中編

こんにちは!ODCです。

歴史に残る、救出大作戦のお話を続けます。

厳しい寒さと食糧難に苦しみながらも、懸命に生きる子供達。

やがてこの様子は噂になり、アメリカ赤十字社 シベリア救護隊の耳に入ることに。


ワシントンD.C.にある、アメリカ赤十字社本部。
出典:https://www.istockphoto.com/jp/
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救護隊の迅速な対応により、命の危機に瀕していた子供達は
無事に助け出されました。

療養して元気を取り戻した彼らは、救護隊の人と共に、
シベリア鉄道でウラジオストックまで戻ることができました!

しかし故郷ロシアでは、いまだに危険な状況が続いていました。

「子供達を安全に帰すにはどうするべきか?」

アメリカ赤十字社のメンバーは悩んだ末、ある計画を立てました。

それは、子供達を船に乗せ、アメリカを経由して
ロシアまで送り届けるというものでした。

赤十字社は世界の船会社に協力を求めましたが、
どの国も、リスクを恐れて断るばかり。

参考文献:『陽明丸と800人の子供たち 日露米をつなぐ奇跡の救出作戦』
     北室南苑、2017年

参考:https://www.city.kasaoka.okayama.jp/uploaded/attachment/39642.pdf

万事休す、と思われましたが…

次回、後編をお楽しみに!

2026-04-06 (Mon)

世界史の裏側に岡山県人⁉ その5 前編➁

こんにちは!ODCです。

そもそも、ロシアの子供達に何が起こったのか?
その経緯をたどってみましょう。

1914年から始まった第1次世界大戦。ロシアは連合国軍のメンバーとして、
ドイツ軍と戦っていました。

そのさなか、1917年に2月革命と10月革命が勃発し、
ロシア国内は大混乱に陥りました。


出典:https://www.thecollector.com/russian-revolution-in-5-great-paintings/

「せめて子供達だけでも、安全な場所に避難させよう」

ペトログラード(現在のサンクトペテルブルク)が計画した、
ウラル地方への集団疎開に、親達は希望を託しました。

かくして子供達(5~15歳)は、引率の教員と共に
ウラル地方へ旅立ちました。

「3ヶ月ここにいれば、また家へ帰れるんだ!」
楽しく過ごしながら、彼らはそう信じて疑いませんでした。


出典:『陽明丸と800人の子供たち 日露米をつなぐ奇跡の救出作戦』
   北室南苑、2017年

しかし、事態はとんでもない方向へ…

チェコ軍とハンガリー軍の兵士によるいざこざが、やがて内乱に発展。
蜂起したチェコ軍と、その内乱に乗じた反ロシア軍がウラル地方に進撃し、
現地のロシア軍と武力衝突したのです。

ウラル地方の鉄道や通信設備は封鎖されてしまい、
子供達は帰れなくなってしまいました…

参考文献:『陽明丸と800人の子供たち 日露米をつなぐ奇跡の救出作戦』
     北室南苑、2017年

彼らの運命やいかに!? この続きは、また後日。

2026-04-03 (Fri)

世界史の裏側に岡山県人⁉ その5 前編➀

こんにちは!ODCです。

世界史の裏側に隠された、岡山県民達の物語。

トリを飾るのは、この方!


出典:https://www.hiroshimapeacemedia.jp/?p=51721

制服姿が、キリっとしていて素敵ですね(^◇^)

この人は、茅原基治(かやはらもとじ)さん。
岡山県小田郡甲弩(こうの)村(現在の岡山県笠岡市甲弩)の出身です。

自然豊かな環境で育った茅原さんは、旧制金光中学校を経て、
神戸市の勝田汽船に就職。

入社後も地道に努力を続け、やがて貨物船の船長を務めるようになりました(・∀・)

彼の偉業、それは…

難民になったロシアの子供達(約800人)を保護し、
命がけで故郷付近まで送り届けたことです!

参考資料:https://www.city.kasaoka.okayama.jp/uploaded/attachment/39642.pdf

「難民を救った日本人」といえば、第2次世界大戦中に「命のビザ」を発行し、
多くのユダヤ人を助けた、杉原千畝(ちうね)さんが有名ですね(*^^)v


杉原千畝さん。出典:https://www.jiji.com/jc/d4?p=scu124&d=d4_ftee

この続きは、また次回!

2026-03-18 (Wed)

たゆまぬ努力の果てに―卒業生の底力!

こんにちは!ODCです。

卒業生の嬉しいニュースをお届けします。

ODCの前部長を務めたOさん(国立進学コース出身)が、
英検1級に見事合格しました!

英検1級は合格率が10%前後で、かなり狭き門です。

社会性に富んだ、幅広い分野の文章や会話を理解したり、
専門的な論文を書いたりする力が求められます。

また、面接ではスピーチはもちろん、質問に対する高度な応答力も
要求されるため、相当な勉強が必要です。

参考:https://www.eiken.or.jp/eiken/exam/about/

去年準1級を取得した時も驚きましたが、今回は英検の最高峰を極めた
ということで、顧問一同感激しております!

ODCの歴史に、新たな伝説が刻まれましたね(*^^)v

この英語力を存分に生かし、夢に向かって全力で進んでいくことを願っています。

やりましたね、Oさん! おめでとう!\(^o^)/


出典:https://illustmint.com/contents/tag/%E3%81%8F%E3%81%99%E7%8E%89


出典:https://www.ac-illust.com/main/search_result.php?word=%E5%87%84%E3%81%84

2026-03-11 (Wed)

世界史の裏側に岡山県人⁉ その4 後編➁

こんにちは!ODCです。

ゾルゲさんと花子さんの物語も、いよいよクライマックス!

終戦後に発行された新聞で、彼女はゾルゲさんの死を知りました。

その後、『人間ゾルゲ』を執筆していた時、彼女は書店で、
「ゾルゲ事件」に関する冊子に出会いました。

そこには、彼の最期や亡骸の行方が詳しく書かれていたのです。

ドイツからは引き取りを拒否され、ソ連からは黙殺されたゾルゲさんは、
東京の雑司ヶ谷霊園の共同墓地に葬られていました。

非業の死を遂げた恋人を、せめて丁重に弔いたい―
悲しみに沈んでいた彼女の心に、再び希望が宿りました。


出典:https://www.ac-illust.com/main/search_result.php?word=%E5%90%88%E6%8E%8C

早速花子さんは雑司ヶ谷霊園に赴いたものの、木標は全て引き抜かれ、
ゾルゲさんの居場所は分かりませんでした。

さらに、生前恋人が収容された東京拘置所でも情報は得られず、
彼女は苦境に立たされます。

しかし、雑司ヶ谷霊園の管理人の方が協力して下さり、
亡骸は無事に見つかりました。

発掘・火葬の末、ゾルゲさんは1950年に、多摩霊園で改めて埋葬されたのでした。


出典:https://www.irasutoya.com/2017/12/blog-post_86.html

1964年には、ソ連で彼の栄誉を称える儀式が行われました。

また、日本でもゾルゲさんの行動を再評価する動きが広がったことで、
思わぬ形で、彼は名誉を回復することができました。

参考文献:『人間ゾルゲ』石井花子、1986年
参考:https://www.nippon.com/ja/guide-to-japan/
   gu007005/?cx_recs_click=true

戦争を嫌い、平和な世界の実現を夢見たゾルゲさん。
彼を愛し、彼の努力を無駄にすまいと奮闘した花子さん。

第2次世界大戦の裏側で、このような純愛の物語が展開されていたとは、
歴史は本当に面白いですね(・∀・)

花子さんは2000年に亡くなり、ゾルゲさんと同じお墓で眠っています。

今もなお、紛争や侵攻で平和が脅かされる世界を、
2人は天国から、どのような思いで見つめていることでしょうか…

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