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2023-08-18 (Fri)
こんにちは!ODCです。
前回に引き続き、岡山県立美術館の展覧会についてお伝えします。
今回のクイズは、県立美術館で展示されている絵画から。
出典:https://shozokan.kunaicho.go.jp/collection/object/SZK000147
明治9年(1907年)に開かれた、東京府勧業博覧会美術展。上の絵は「なさけの庭」という題名で出品され、一等賞受賞と宮内省の買上げ、2つの栄誉を受けました。この絵画の作者は、一体誰でしょう?
A 児島虎次郎
B 鹿子木孟郎
C 松岡壽
正解は…
「A 児島虎次郎」でした!
「なさけの庭」には、石井十次さんが設立した、岡山孤児院が描かれています。児島虎次郎さんはこの絵でデビューし、翌年、大原孫三郎さんの後援でヨーロッパに留学しました。帰国後も大原さんの依頼で渡欧し、数々の名画を収集しました。その結果誕生したのが、あの大原美術館なのです!
この作品は児島さんにとって、その後の人生を大きく変えた、まさに分岐点になったと言えるでしょう。そう考えると、また見え方が変わってきますね。
次回、後編に続きます。