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2025-06-19 (Thu)
こんにちは!ODCです。
森田思軒さんのお話を続けます。
明治時代の名翻訳家として知られた森田さん。他に何を成し遂げたかというと…
現在の翻訳の基礎を作ったことです!
今、私達が読んでいる翻訳作品は、
読みやすく、そして著者の考えを尊重した訳のものが多いですね。
しかし、古の時代の翻訳は、欧米由来の言葉を日本独自の表現に直したり、
かなり大胆な翻案を行ったりすることが多かったと言われています(・∀・)
それに異を唱えたのが、森田思軒さんでした。
森田さんは、欧米の文化や思想を尊重し、
それを忠実に訳すること(周密文体)を提唱しました。
参考:https://kotoyumin.com/moritashiken-1268
こなれた訳だけではなく、外国語独自の魅力を残すことが大切-
当時としては、かなり斬新な考え方だったと思います(*^_^*)
この森田さんの考え方がやがて形を変え、現代の翻訳体を作っていったと思うと、
何だかしみじみした気持ちになりますね。
ところで、笠岡市立図書館には、森田思軒さんの展示コーナーがあります。
興味のある人は、ぜひ訪ねてみて下さい!
出典:https://www.city.kasaoka.okayama.jp/soshiki/41/61300.html